自社ローンで購入した車でも、任意保険には問題なく加入できます。ローンの種類にかかわらず、任意保険は「使用者(実際に車を運転する人)」が加入者として契約できる仕組みになっています。
ただし、自社ローンでは多くの場合、車の所有者が販売店名義になります(所有権留保)。この場合でも、保険契約者と記名被保険者が購入者本人であれば、ほとんどの保険会社で加入可能です。
加入時に注意すべきポイントは以下の通りです:
■ 所有者と使用者の名義が異なることを申告
保険申込時に「所有者は販売店」「使用者は本人」である旨をきちんと伝える必要があります。
■ 車両保険に加入する場合は要確認
車両保険を付ける場合、所有者が販売店になっていることから保険金の支払先が販売店になることがあります。そのため、契約前に保険会社と販売店双方に内容を確認し、同意を得ておくことが重要です。
■ 万が一の事故に備え、必ず任意保険には加入する
自社ローン契約中に事故を起こして車が全損しても、ローン残債は支払い続ける必要があります。車両保険付きの任意保険に加入しておけば、修理費用や残債への備えにもなります。
結論として、自社ローンで車を購入しても任意保険には問題なく加入可能ですが、所有者の名義と車両保険の扱いには特に注意しましょう。契約時に正しく申告すれば、大きな問題になることはありません。