自社ローンの利用が住宅ローンに直接的な影響を与える可能性は基本的には低いですが、ケースによっては注意が必要です。以下に影響の有無と理由を整理します。
【1. 信用情報への登録がない=住宅ローン審査に直接影響しにくい】
自社ローンは、信販会社や銀行を通さずに店舗と直接契約するため、通常は信用情報機関(CICやJICCなど)に利用履歴が記録されません。そのため、住宅ローンの審査で信用情報をチェックされても、自社ローンの存在は原則として確認されません。
【2. 返済負担率(返済比率)に影響する場合がある】
ただし、住宅ローン審査では「返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)」を重視します。自社ローンの月々の支払いが家計に大きな影響を与えている場合、銀行側は生活の余裕が少ないと判断し、審査にマイナスとなることがあります。特に車両価格が高く、月々の負担が大きい場合は要注意です。
【3. 信用情報ではなく“収支バランス”で見られる可能性】
住宅ローンの事前審査や面談時に「現在の借入や支払いがあるか」を申告する必要があります。自社ローンは信用情報に出ない分、自己申告が重要になります。虚偽の申告をすると信頼性が損なわれるため、正直に伝えることが大切です。
【結論】
- 信用情報に登録されないため、住宅ローンの「信用履歴」には影響しない
- ただし、収入に対する支払い負担が大きいと、審査上マイナス評価になることがある
- 審査時には、正直に申告し、家計全体の返済計画を整理しておくことが重要
住宅ローンを検討している方は、自社ローンの返済が重すぎないようバランスを見ながら契約することをおすすめします。