自社ローン契約後でもキャンセルは可能な場合がありますが、タイミングや店舗の規約によって対応が大きく異なります。以下に主なポイントを整理します。
【納車前であればキャンセルできる可能性が高い】
契約書を交わしていても、納車前であればキャンセルを受け付けている店舗もあります。ただし、キャンセル料(事務手数料や登録費用など)が発生することが多く、すべてが無料で解約できるとは限りません。
【納車後はキャンセル不可が基本】
一度納車された車は、原則としてキャンセルや返品はできません。これは車両が「中古品」であることや、契約が「所有権留保付きローン契約」であるため、簡単に解消できない構造になっているからです。どうしても返却したい場合は、店舗と交渉のうえで残債を一括清算し、車両を引き渡す必要があります。
【クーリングオフは適用外のケースが多い】
自社ローン契約は店舗での対面契約が基本のため、特定商取引法のクーリングオフ制度は適用されないことが一般的です。ただし、契約内容に明記されていれば適用される場合もあるため、契約書のキャンセル条項を必ず確認しましょう。
【まとめ】
- 納車前ならキャンセルできる場合もある(手数料あり)
- 納車後は原則キャンセル不可
- クーリングオフは原則対象外
- キャンセル希望時はすぐに販売店へ相談するのが鉄則
契約前には「キャンセル規定」について書面で確認し、不明点は必ず事前に質問しておくことがトラブル回避につながります。